JSDG第12回全国大会(神奈川県小田原市) 講演・発表の概要


◆基調講演 「グローバル化時代における日本の「IT現場力」を再考する」

講演者:オリンパス株式会社 コーポレートセンター IT本部長 北村 正仁 氏

(概要)
リーマンショック後の新興国市場を中心とした新たな「グローバル化」の流れと、
東日本大震災で再認識された日本の「現場力」の強さを、
グローバル化の進展で世界を”繋ぎ”、日本の「ものづくり」の現場を”繋ぐ”
オリンパスのIT改革の取組みをご紹介しながら、
日本の「IT現場力」と題して皆さんと共に再考してみたいと思います。


◆会員発表1 「水平につなぐ、垂直につなぐ」
 〜 学校現場および陸上競技大会運営現場での「シスアド」の役割とは 〜

発表者:JSDG正会員 池田 正敏 氏

(概要)
今回のテーマの「つなぐ」という言葉から浮かんだのは、次の2つのつながり方です:

 1つは、今担当している事柄とそれに関わる人たち :「水平につなぐ」
 1つは、今担当している事柄の継続性・・未来へのつながり: 「垂直につなぐ」

 今回の発表では、学校現場での取り組み・陸上競技大会運営での取り組みの例を
通して、水平・垂直なつながり方のよりよい方向について皆さんと一緒に考えていけ
ればと思います。


◆会員発表2 「育て上手vs.育ち上手 vol.2」

発表者:サンネット株式会社 コンサルティング事業部兼システム開発部 部長 島川孝博 氏(JSDG正会員)

(概要)
2008年6月の第一回東北ミニ研で「育て上手vs.育ち上手」を初披露して以来、
2011年7月の鵜飼チュンケンまで合計7回も発表の機会をいただいたVOL.1は、
2010年10月第21回iSUC一般ユーザー部門優秀講演賞Goldを受賞しました。
その講演の続編として、今回は別の実例を題材にして、
またみなさんと「人材育成」について一緒に考えてみたいと思います。


◆JSDG年表プロジェクト・つながりを振り返る

発表者:JSDG正会員 小原 通浩 氏

(概要)
 今年、JSDGの特別会員として会の活動を支援いただいておりました、清水順夫
さん、喜多陽太郎さんが逝去されました。
 今回のテーマでもある「つなぐ」にちなみ、JSDG10周年を機に作成された「年
表」を振り返ることでお二方の活動に感謝の意を表するとともに、お二方の思い
を今後のJSDGの活動に活かしていきたいと考えております。


◆坂の上のシスアドPJ報告

発表者:「坂の上のシスアド」プロジェクトチーム
               JSDG正会員 有川佳子 氏
               JSDG準会員 近田守也 氏
               JSDG準会員 厚谷裕司 氏

(概要)
  「参謀は、状況把握のために必要とあれば敵の保塁まで乗りこんでゆけ。
  机上の空案のために無益の死を遂げる人間のことを考えてみろ」
  児玉は、帽子をつかんで部屋を出た。
  前線へゆくつもりであった。
                    (司馬遼太郎「坂の上の雲」より)
ビジネスの現場では、未だ使えないシステムが存在します。
優れたシステムの企画・開発・利用には、利用者の立場・視点で業務改善を実行する
人材(=シスアド)が必要です。
今改めて、シスアドの役割・スキルを整理し、社会に発信したい。
そんなプロジェクトからの中間報告です。


◆ワールドカフェ説明

進行役:JSDG会員:小山 俊一氏

(概要)
ワールドカフェの簡単な歴史、概要、実施方法を説明します。


◆ワールドカフェ問題提起用発表

「10年後の自分に”つなげる”ために、これからの10年の生き方」

発表者:第一生命情報システム 廣澤 東 氏(JSDG正会員)

(概要)
10年後のIT業界はどのようなものになっているでしょうか。クラウドやグローバル
化はどこまで進んでいるのでしょうか。そもそもIT部門は存在しているのでしょう
か。10年後のIT業界の状況を予想し、これからの10年間の生き方をみなさんと語り合
いたいと思います


◆ワールドカフェ

参加者全員

(概要)
「10年後のシスアドはどうなっているのか 今我々が取り組むべきことは何かを考えよう」
をテーマに、1グループ4名ずつにわけれて、3ラウンドで、ワールドカフェを実施します。


◆クロージング&閉会挨拶


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