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2016年度会長・副会長あいさつ

会 長:北村 士朗

会 長:北村 士朗

『私たちシステムアドミニストレータは、業務改革を推進するリーダーとして、利用者の視点でITの活用を促進し、社会の発展に寄与する存在であり続けることを、ここに宣言します。』

これは私たち日本システムアドミニストレータ連絡会(JSDG)が、活動のよりどころとする「シスアド宣言」です。
皆さんはこれを読まれてどう思われるでしょうか?

私はある意味「居て当たり前」の人材について述べていると考えています。

どのような組織・企業においても、
・業務改革を推進し、事業戦略ひいては経営戦略を実現するために
・顧客や従業員といった利用者の視座も持ちながら
・ICTを活用し
・組織・企業、ひいては社会の成長や発展に寄与するリーダー
は必要不可欠なはずです。

そういった「居て当たり前」のリーダーがまだまだ足りない、あるいはそのリーダーシップがまだまだ弱いのが、多くの企業や組織、ひいては今の日本の閉塞感の原因のひとつではないでしょうか?
だとすれば、その打破のために自分たちがすべきことは、自らそのリーダーになり、チェンジマネジメントを自ら展開していくことのはずです。

私達システムアドミニストレータはチェンジマネジメントを実現するリーダーでありたいと考えています。

「システムアドミニストレータ」の「システム」は情報システムだけをさすのではなく、業務の進め方、組織や国といった「仕組み」全般をさすものであり、「システムアドミニストレータ」はそういった様々な仕組み=システムに働きかけることで組織や業務の改革を進めていく人材です。
JSDGはそういった人達の集まりです。そして、より良いリーダーシップを発揮するためにお互いを高め合うための学習コミュニティ、学んだことを自分の仕事の中で活かしていく実践コミュニティです。

JSDGのメンバーは極めて多様です。

職種(立場)としては、利用者側であるユーザー企業のシステム利用者、利用部門のシステム管理者、提供側であるベンダー系企業の管理者、営業、プロジェクト・マネージャー、各種スペシャリスト、その間でシステムの導入・構築・運営に携わるユーザ企業の情報システム部門メンバーなどが挙げられます。
情報システムを「活用する側」と「提供する側」、あるいは戦略を「立案する側」と「実現する側」が同じコミュニティで活動していることがJSDGの大きな特徴であり、様々の職種(立場)の人達が自分とは異なる人達との議論を通じ視野を広げていっています。

また、産官学の様々な業種、グローバル企業~中堅・中小企業~個人事業主といったような様々な事業規模、そして全国各地や海外といったように広い地域でメンバーは活躍しています。

そのような多様なメンバーに支えられ、JSDGの活動は重層的なものになっています。
jsdg_Multilayered_community

まず地域の活動があります。特に東京・神奈川・中部・関西では研修会が頻繁に開催されています。

そして、年に一度開催される全国大会、シスアドの必要性などについて再検討し情報を発信していこうとする『坂の上のシスアド』プロジェクトなど、地域をまたいだプロジェクト活動も行われています。

さらに最近は、楽器演奏を楽しむ「芸能部」のメンバーや、ランニングを一緒に楽しみ大会に出場するメンバーも増えています。

また、今後は、テーマ別の研究会を展開していきたいと考えています。

JSDGではこのような重層的な活動を、ネット上、フェイスツーフェイスの双方で行っています。
会員はその中で自分の興味・関心にあうものに、それぞれの仕事や生活に合う形で参加しています。

研修会などのイベントは基本的には会員であることが参加資格となりますが、一部は会員外の皆さんにもご参加いただけますので、お勤め・お住まいの地域のものにお気軽にご参加ください。

そして、ICTを活用した業務改革や、その先にある社会の発展について、私達と学び合い、語り合いましょう。
JSDG会員一同、皆様を心から歓迎します。

副会長:春名 英司

副会長:春名 英司

私は、ITとはほぼ無関係の地方小企業に所属しています。

「シスアドとは、大きなユーザ企業にあってこそ、その役割が生きてくるもの」

実は私自身も、そんな風に考えていました。

でも、当会に入会してから、さまざまな立場や役割で、シスアドとしてのスキルや知見を生かしている会員の方にたくさん出逢いました。

多くの事例に触れるにつれ、中小零細企業であればこそ、ほんのちょっとした「シスアド的工夫」が劇的に効いてくる局面が多いのでは?と考えるようになりました。

私自身、日常の中でITやシステムに触れる時間はそれ程多くありませんが、そんな中、もっと敏感に「シスアド」を感じ、もっと柔軟に「シスアド」を効かせることができれば、と常々考えています。

「でも、私はシスアドじゃないし、システムとも関係ないし…」

そうお考えの方。

ひょっとすると、あなたの探していた「次へのヒント」が当会に隠されているかも知れませんよ。

そして、きっとあなたの存在は、私たちの新たな「刺激」となり、多くの気付きと学びをもたらしてくれると確信しています。

あなたのご参加を、心よりお待ちしております。

副会長:青木 崇

副会長:青木 崇

最近の組織ではよく「失敗ができない」とか「新しいことにチャレンジできない」と言われています。失敗することへのリスクが取れないことや新しいことにチャレンジするリソースが組織に足りなくなってきているのもあるでしょう。では、これを実践してみたいときにはどうすればよいでしょうか?

そのフィールドがJSDGにはあります。300人近くの会員は、SEだけでなく、経営企画、コンサルタント、監査、などなど多くの経験を得た方々いらっしゃいます。その方々がみなさんのチャレンジにエール送り、助け舟を出し、気づきを与えてくれます。それは「転ばぬ先の杖」でもあり「失敗から学ぶ」ことでもあります。

このチャレンジが時には「火中の栗を拾う」ということにもなります。ところが、JSDGの会員は渦中の栗拾いが大好きな人たちが集まっています。あえて困難なことにチャレンジし、そこから学べること、経験できることを他の会員のパワーにして転換する人たちです。しかもこれは仕事だけでなく、プライベートでも行い、日々の生活を充実させています。

こんな方々のチャレンジから私たち会員も自分の仕事を振り返り、勉強することもできます。これは多くの方がいらっしゃればそれだけ多くの機会がうまれることと思われます。

まずは、JSDGに入会してみるというチャレンジをしてみませんか。

副会長:増田 正弘

我々JSDGのメンバーには、システム開発に関係した方々が少なからずいらっしゃると思います。

その方々の中に、開発が完了した時に「成功した!」という達成感を感じた方がどれほどいらっしゃるでしょうか。

私の経験では、「やっと動いた、終わった!」という安堵感は何度も味わいましたが、「成功した!」といった達成感というか、満足感はほとんど味わった記憶がありません。どれも学校の成績で言えば「優、良、可、不可」の「可」でした。

そのようなシステム開発を振り返ると、「何とかあそこで気づいて取り繕ったけれど、もう少し気がついていれば、もっとまともな・・・・」という悔恨と、何とか助かったという「ヒヤリ・ハット」といったような感じの「ポイント」が、必ずいくつかあります。

この「ポイント」の発生原因は、各業界や職場環境で異なるのでしょうが、各業界のメンバーが顔を揃えるJSDGこそが、この「ポイント」(ヒヤリ・ハット)を網羅・整理・体系化して、今後のITユーザの一助にすることが出来る組織だと考えています。

自らの経験を振り返り、システム開発に関わるユーザの「ヒヤリ・ハット」を体系化して、外部に情報発信しませんか。

2015年度のあいさつはこちらから