JSDG第7回全国大会(幕張) 講演・発表の概要



◆会員発表1「ネットの甘〜い落とし穴(踏み台からWinnyまで)」−社外上級シスアド奮闘記−
       発表者:森下 裕史氏(JSDG正会員)

(発表概要)
Web2.0時代は、「双方向(読者から発信者へ)」「生きた知識の利用(更新される意味を持つ
情報)」「大量な仔細情報(要約ではなく本文、うわさではなく実体験)」をきちんと理解し、上手
に活用していくことがポイント です。活用次第では中小企業が大企業より先んずることが可能に
なります。

しかし、同時にその中には、甘〜い落とし穴が隠されているのは言うまでありません。私が経験
したいくつかの情報セキュリティに関する失敗談を紹介します。また、これらの経験や知識を通し
て、Web2.0時代にCIO、上級シスアドのいない中小企業に社外上級シスアドとして、どのよう
な支援を行うかをお話します。




◆会員発表2「書かない」技術−シスアドのためのテクニカルコミュニケーション活用法−
       
発表者:石黒 由紀氏(JSDG正会員)

(発表概要)
システム活用を促進するマニュアルを始め、説明・報告・提案・依頼など、文書を通じた
シスアドからの情報発信の機会は、増える一方だと思います。
このような局面で、「情報を整理し、正確に・効果的に・わかりやすく伝える技術」であ
るテクニカルコミュニケーションが役立つケースは、多いのではないでしょうか。

効果的な情報発信を行うために、コミュニケーションツールとしてのドキュメントを、ど
う位置づけ、どう作成し、どう使っていくのか。従来、マニュアル専門家向けに語られる
ことが多かったテクニカルコミュニケーション技術の、シスアド的活用法について、具体
例やヒントなどをご紹介したいと思います。



◆ゲスト講演「これからのIT人材の発掘・育成(仮)」
       
講演者:IPA人材育成推進部長 萬井 正俊氏

(発表概要)
IPAは「創造」「競争力」「安心」の3つの理念のもと、ITの利活用を促進するため
の「ソフトウェア開発」、安心してITを利用するための「情報システムの信頼性・安全
性に係る基盤整備」、情報産業の基盤を支える独創性ある「IT人材の育成」の3つの事
業を推進しています。

中でもIT人材の育成は「情報化未来人を探し育てます」をテーマに、情報処理技術者試
験、ITスキル標準、未踏ソフトウェア創造事業、地域IT人材育成、中小企業のIT化
など、IT国家戦略の実現やわが国の競争力の一層の向上を目指したIT人材の発掘・育
成を強力に行っています。

このたびの「第7回上級シスアド全国大会」では、上級シスアドとして企業や地域でご活
躍の皆さん方に、IPAの事業活動を紹介しながら「これからのIT人材の発掘・育成」
を考えてみたいと思います。



◆会員発表3
「シスアドのWAZA」−プチアライアンスを使った問題解決− 
      発表者:芦屋 広太氏(JSDG準会員 IT教育コンサルタント

(発表概要)
シスアドは、経営戦略を受けて具体的なビジネスモデリング、業務モデリングを行う必要が
あります。しかし、ヒューマンリソースやコスト、タイムリソースは限られており一社での
画期的モデリングは難しいことがあります。
こんなときに使いたいのが自社以外のリソースを使うアライアンス(提携戦略)。
ただし、大規模なものは時間も手間もかかるので、もっと簡単な「プチアライアンス」を
テーマにします。


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updated 2006/05/28 by K.I.