JSDG第9回研修会 会員発表・ゲスト講演等の概要



会員発表1「IT標準技術と特許問題」 発表者:佐伯 浩氏(JSDG正会員)

 デジタル化とネットワーク化の進展により、技術の国際的な標準化が進んでいます。シスアドの皆さんであればそういった標準技術をいくつか思い浮かべることができると思います。でも多くの方は「標準技術はタダである」と考えていらっしゃるのではないでしょうか。しかしそこには特許という落とし穴があったことを、最近のビジネスモデル特許の動向とあわせて、シスアドの皆さんにご紹介したいと思います。



◆会員発表2「営業支援系シスアドの営業部門攻略法」 
発表者:斉藤 典彦氏(JSDG正会員)

 弊社の主要販売ルートである、電材設備業界の営業部門をターゲットにした営業支援システムの事例を中心にして、営業支援に関わった6年間の経験の中で、何を目指し、何を変えてきたのかということについて、シスアドの視点で話をさせていただきたいと思っています。



◆ゲスト講演「これじゃー、日本のITが進まない」  
講演者:(株)プラネット 社長 玉生 弘昌氏

 今日の日本のコンピューター利用は、約30年前から始まり、多くのアプリケーションシステムが手作りされてきた。その手作りシステムが、今日ではいわゆるレガシー(遺産のように古い)システムとなり、様々な不具合を生じさせている。インターネットとつながらず、硬直的でコストも高く、マルチメディアにも対応できない。特に、通信に弱いと言うことが、EDIの進展を阻み、SCMの障害となり、新たな産業基盤であるB2Bコラボレーションができないと言う今日の日本IT問題を招いている。

(推薦文)
 日用品流通業界は、個別EDI乱立期を経ずして、業界統一EDIインフラが整備された国内では類を見ない業界です。現在もこのEDIは、インターネット技術の特徴を活かし、SCM実現に向けた各種サービスの拡充、近隣業界へも広がりを見せる利用企業の拡大と目を見張る成長を遂げております。ライオン(株)様のインフラを核に業界統一インフラへ展開することを提案・実践されて来られた(株)プラネット生みの親、玉生(たまにゅう)社長様に標題のお話しを頂きます。(推薦者 JSDG正会員 栗原 公氏)


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