JSDG第12回研修会 会員発表の概要



◆会員発表1「情報セキュリティ対策としての個人スキル向上と組織開発」
       発表者:持田 啓司氏(JSDG正会員)

(発表概要)
情報セキュリティ教育を効果的に行うには、スキルセットとマインドセットの境界を明
確にし、各組織が現段階で必要としている要素を積み上げるように教育を行うことが重
要です。
JNSA(日本ネットワーク セキュリティ協会)での研究内容や日経新聞への連載記事を基
にして、人材育成の課題やヒントをご紹介します。
また、情報セキュリティベンダーとの日頃のコミュニケーションを通じて感じたことな
ど、裏話も交えてお話します。。

参考:
JNSAワーキング
 
http://www.jnsa.org/active/2005/active2005_4_2.html
日経ネット
 
http://it.nikkei.co.jp/security/column/sec_edu.aspx



◆会員発表2「CIO機能の整理−CIO機能育成の可能性は?−」
       
発表者:稲垣 実氏(JSDG正会員、ITCインストラクタ)

(発表概要)
企業組織における情報執行役員または情報担当責任者の立場として、その「CIO機能」
が注目されています。大企業においては企業文化や業務内容などによりCIO機能に対す
る考え方はまちまちですが、CIOが活躍しています。しかし、中堅中小企業においては
専任兼任問わずCIOを置いている企業はまだ少なく、IT活用して経営できていないの
が実態です。

現在、CIO機能を整理し、中堅中小企業におけるIT活用経営を推進しようと試みてい
ます。発表では、CIO機能の整理と共にCIO機能の育成のための教材を紹介しながら、
その課題と問題提起を行いたいと思います。



◆会員発表3
シスアド的・内部統制システム私論 
      −IT活用によるリスクマネジメント−
 
      
発表者:勝原 潔史氏(JSDG正会員)

(発表概要)
近年、様々な企業不祥事が相次いで発生する中で、内部統制やリスクマネジメントの
重要性が叫ばれています。しかし、その具体的な内容は必ずしも明らかではありません。
また、方法によっては、費用や手間がかかりすぎたり、やればやるほど形骸化するなど、
逆効果になる懸念さえあります。

発表では、IT活用を含む実践的なリスクマネジメントの取り組み事例を紹介するとと
もに、シスアドとしての役割や課題について問題提起を試みたいと思います。


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updated 2006/02/05 by K.I.